「場面緘黙への心理的アプローチを学ぶ」丹明彦先生研修会開催案内
場面緘黙研修会
2024.02.03
「庄内地区のそれもだいぶ資格を限定した参加者の案内をここで掲載する意味がある?」への答えは前回のコラムの中に。
再 掲
「場面緘黙は不安症です。不安症の治療は不安の特性および不安症の発生機序と治療のことを理解した精神科医や臨床心理士の領域です。」
Apr 14. 2023
「場面緘黙のお子さんが療育に支援を求めることが増えているが、改善しないだけでなく悪化する例も少なくない。不安の取り扱いや、社交不安の特性を併せ持つことを知らないことが何よりの原因。アプローチがそもそも全然異なる。不安症の治療経験のある臨床心理士につながることが一番大事。」
Apr 14. 2023
あえて「臨床心理士」とおっしゃっている意味が大事。もちろん「臨床心理士でありさえすればいい」とおっしゃっているわけでもない。
先の研修では「プロフェッショナルのためのプロフェッショナルによる研修」とありました。
自分で「わたし、ぷろふぇっしょなるです!」と堂々と胸を張れるのかと言われますと声が小さくなりそうになりますが、小さい声ながらそういえるとしたら、それは「臨床心理士だから」でもないし「医療にいたから」でもないし「年をとったから」でもないですね。
基礎系の心理学(学習、記憶、知覚、社会心理 などなど)を学んでいることがなぜ重要か、”臨床的なこと”をセミナーとか民間の養成講座とかで学んでいるのと同等だとか、クライアントが感謝しているからいいのだとか・・・・そういう主張も耳にしますが
「解剖実習をやっていない、他の科を学んでいない医師」でもいいじゃない、ていう主張と同じかと。
もちろん「臨床」ではない部分でわたし(たち)の及ばない専門的な技術、知識を豊富におもちの心理職もいらっしゃいます。領域が異なるだけで、その方はその領域のプロフェッショナルで、日ごろから頼りにしています。
心理職はgeneralistなのだけれども、その中でも自分の専門領域をもち、お互いがお互いのスーパーバイザーになっているのが理想だろうと思います。現実は、<すぐにリファーするのが仕事だと思っていない?>もしくは<どうしてだれにも助言を求めないであいまいなままにしているの?>と感じる場面が少なくないように思います。
いままでなにやってたの!?
なんですぐにヒトにふろうとするの!?
それ、しらべてみたの!?
節分なのでちょっと鬼になってみました。
お小言を言うことで自分の身も折々正さなければ、の本日でした。