情報提供書を書くことを通してたくさん学ぶ

連続講座第一回始まります

タイトルにその目的を盛り込みました

こちらのコラムもあらためて合わせてお読みください

今回のテキストはこちら

はじめに 巻末の「臨床分水嶺日本語小辞典」の読み合わせをします。

「言葉を丁寧に聞く」という本当の意味が理解できているか。「を丁寧に聞く」とか「誠意をもって聞く」といったこととはまた異なる観点での「丁寧に聞く」です。真に< 話を丁寧に誠意をもって聞く >こととは「言葉を丁寧に聞く」ことだということ。そのためには「知識がなければいけない」ということです。その「聞き方」にもまたコツ(職人技)があるのだということなのですよね。

スーパービジョンで「何を語ったか」というよりも「どのような言葉でそれを語ったか」が問われるのも同じことです。

” (前略)問い直さなければならない日常的な言葉が混ざりこんでいること、そしてその確認を怠ると大変な誤解を招きかねないのをつくづく実感している。心理職や児童福祉司、学校教員など専門職との情報交換の場ばかりでなく、精神科医や児童精神科医や心理職が集まって行う症例検討会でも、あやふやな言葉がそのまま扱われ、議論が上滑りになるのを見ていると、とてもやるせなくなる。”  p215

” この辞典を臨床実践を足掛かりに、臨床実践を積んで言葉を洗練させ、修正を重ねていってもらいたい。”  p215

ご遺志にわずかでもお応えできたらと思います。