だれもがせいいっぱい生きている。

だから
それぞれの暮らしの中でできることを
ていねいに。具体的に。ごいっしょに。
<こころとそだち>を考えます。

Greeting

当オフィスについて

こころや育ちにまつわる<名称>は、メディアで、ネットで、またたく間に広がり、共有される時代になりました。その広がりとともに「自分は〇〇ではないか」「あの人は△△だ」とおっしゃる方が増えてきます。最近で言えば「発達障害」や「愛着障害」*1「HSP」*2などがそうですね。
こうした<名称>は、たとえば単に「気の持ちよう」などとして片づけられてしまっていた、そのひとの生きにくさを自身が理解し、また周囲に理解を求めていくことに役立つことがあるでしょう。

しかしながら ネットを見ても、本を読んでも、「それではどうすればよいのか」、つまり具体的に「“この自分”“この子”をどうしていけばよいのか」がつかめない。もしくは「そこに書いてあったことを取り入れてみたけど変化がない、続かない」といった言葉も多く聞かれるようになっています。
その結果、その<名称>を使うことで、時には「〇〇だといって甘えている」というふうに、自己責任論に回帰してしまうことも見受けられます。また“困り感”のあるお子さんをお持ちの保護者の方も、日々の暮らしの中での具体的な工夫を見つけあぐねていることを感じます。

必要なことは 生きにくさ や 困りごとについて、
 「ていねい」に これまでのその方の歴史や重ねてきた工夫をうかがい、

 適切な「見立て」*3をすること。
 そのうえで、現実的で具体的な、かつ実行可能なアプローチをオーダーメイドで考えていくことではないでしょうか。

深い森の中を旅していくとき、自分自身の経験や知識はその人独自の地図と方位磁石といえるかもしれません。しかしもし道を見失って疲れ果てているとしたら、不安の中にひとりいると感じたら、この森をよく知る道案内人が必要でしょう。森と旅についての智慧の書を手に、ごいっしょにすすんでみませんか。

*1 例を挙げると 医学的診断名としての「愛着障害」と「愛着の問題(がある)」ということとの混乱があります。
   「愛情不足」という決めつけに取って替わって使われていることが増えています。
*2 HSP(highly sensitive person)は医学的な診断名ではありません。
   いっぽう「HSPにあてはまるので精神疾患ではない」わけではない場合もあることは知っておきたいところです。
*3 見立て とは問題の背景、さまざまな要因、こうではないかということに関する仮の理解 といえます。
   進んでいく中でこれは常に振り返り、修正していきます。医学的な診断とは異なります。

Counseling

臨床心理面接(カウンセリング)について

このホームページは、カウンセリングをご希望の方へ下記を事前にお知らせすることも 大切な目的としております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

  • 支援の対象(相談者さまとそのお困りの内容)
  • 支援の方法(それぞれの内容に対して提供できること)

Counseling

現在お受けしている
ご相談について

現在お受けしているご相談内容

※ 詳しくは注意事項・事前説明等をご覧ください。

ご相談をお受けする例

  • 18歳まで (高校ご卒業時期まで) の方、及びその保護者様を優先しております。※ 18歳以下の方単独でのご相談はお引き受けしておりません。相談内容と状態によっては、初回は保護者様のみであったり、2回目以降の面談についてはお子様のみでも可能な場合もあります。
  • 成人の方につきましては、
    原則として男性のみの面談は、お引き受けしておりません。ただし、心理・精神療法の協働を支援いただいておりました精神科医の先生からのご紹介がある場合は、受理面接をお引き受けいたします。
    ご夫婦、親子などでの面談の場合はおひきうけ可能です。
  • お引き受け条件の理由など詳しくはこちらもお読みください。

現在 通院中のかたは主治医の先生から事前のご承諾が必要です。
ご相談内容によっては、事前にスクールカウンセラーとの面談をお勧めすることがあります。

そのほか 関係機関での心理面談などをうけている方は、その担当の方に事前にご相談ください。


ご紹介状、情報提供書などのお願いをする場合があります。

面談場所及び方法

  • 酒田市内で直接お会いすることを基本としますが、Zoomを利用したご相談も可能です。

  *「お問い合わせ」のページからメールにてお申込みください。

Others

その他

  • スーパービジョン (専門家訓練)
  • 研修会講師など

About

オフィス概要

団体名さかた臨床心理オフィス
代表者松本(森岡)千鶴子
メールsakata.cp.office@gmail.com
事業内容臨床心理士によるカウンセリング、スーパービジョン、講演 他
保有資格臨床心理士 公認心理師 保育士
所属団体日本児童青年精神医学会 
日本精神神経学会
日本臨床心理士会

Career

経 歴

2022年3月まで 総合病院精神科にて 臨床心理業務に従事(常勤)
現在 
医療機関心理職
県・市スクールカウンセラー 
公的機関における外部カウンセラー 他
専門 
児童思春期青年期を中心とした心理療法・心理面接
 * 幼児、小児のこころや行動の困りごと 心配なことのうち 
 特に医療の視点からの理解とアプローチが必要な場合の見立てと支援
* 発達障害の評価と助言(行動や情動、学習に関する介入・支援方法など)
 * 摂食障害 特に児童思春期青年期の早期発見・初期介入・入院治療
業績 
「日常診療で出会う発達障害のみかた」
市川宏伸編 中外医学社 2009
第1章発達障害とは 1発達障害の定義 Bアセスメント(共同執筆)

「専門医のための精神科リュミエール 28巻 摂食障害の治療」
西園マーハ文編著 中山書店 2010
「一般病棟での摂食障害の治療の工夫・・臨床心理士を核とした導入期の治療展開」